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やはり昭和40年代、今度は我が家に「ブルワーカー」が届いた。今も発売され続けている筋力トレーニング機器である。今は改良がされていてさらに筋力アップに効果があるのだろうが、当時のブルワーカーは強力なスプリングを内蔵した金属製の軸の両端に取っ手がついていて、その両方の取っ手から取っ手へと強化ビニール製のロープが取り付けられているだけのシンプルな道具。これだけの機器ではあるが、使い方は多岐にわたっていて様々なトレーニングができた。元々我が家にはコンクリート製のバーベルだったりエキスパンダーなどがあった。どうやら父は人知れず筋力トレーニングをしていたようだ。彼はこのブルワーカーを手にして、バーベルやエキスパンダーはもういらない、と喜んだ。しばらくこっそりトレーニングをしていたようだが、やがて飽きてしまったようだ。私が使おうとすると、成長期に使うと逆によくないと言われたのでまともに使ったことはなかった。
父は朱竹画のブームにも乗っかった。朱竹画というのは、朱色の墨で特殊な画法で描かれた竹の絵。当時の朱竹画は金色の色紙に朱で描かれていた。なんだか見ただけで立派である。これを持っているだけで幸運がやってくるありがたい絵ということで、父は私たち子どもに幸運(受験等をうまく突破できるよう?)が訪れるように、という気持ちで購入したようだった。果たしてご利益があったのかどうか……。ちなみに今も我が家にはこの朱竹画が飾られているので、まだ最終的な結果は出ていないことにしておきたい。
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